精神科、心療内科との違い

  • 2020.09.08 Tuesday
  • 17:51

精神科、心療内科=カウンセリング ではありません

病院やクリニックに受診したからといってカウンセリングをしてもらえるわけではありません

もちろん臨床心理士・公認心理師が勤務している医療機関ではカウンセリングも行われていますが

あくまでも主治医が必要だと判断しなければカウンセリングを受けることはできません

「カウンセリングは保険適用外」という医療機関も多いため

それなりに費用が発生します

保険適用で受けられたとしても、回数限定とか、短時間とか、認知行動療法限定とか、

いろいろ条件があります

 

医療機関というのは症状の改善を図っていくところです

したがって医師は、症状とそれに合った薬の正しい判断を短い時間の中で行わなければならないため

一人一人の話をじっくり聞いている時間もないし

それは薬を処方するという役割とはずれています

「いつも同じ話!5分で診察が終わる!」と不満を持つ人がよくいますが

個人的な相性は別として、医師は医師としての役割を全うしているだけです

現在の診療に不満を持っている人は、自分がどんなニーズを持っているのかを今一度考えてみると良いでしょう

話を聞いてほしい、自分の自己探求に付き合ってほしいというニーズがあるのなら

カウンセリングを検討してみてください

 

反対に、症状の改善を希望するからこそカウンセリングに不満を持つ人もいます

「私はうつ病ですか?」と聞かれても、

「うつ病の可能性が考えられるので、精神科に受診することをお勧めします」としか答えられません

診断も薬の処方も、我々臨床心理士にはできません

症状の改善は確かに最終目的ではありますが

その心理的、社会的背景を掘り下げて自己理解を深めることがカウンセリングの主軸です

これは医療機関での治療と比べて、本人の能動性や目的意識が必要です

時間も労力もかかるため、万人受けするものではありません

そして保険がきかないため、経済的に余裕がない人がカウンセリングを利用するのはなかなか難しいというのが実情です

ですが、カウンセリングを保険適用にすべきだとは思いません

この理由についてはまた別の記事で述べたいと思います

 

精神科に受診してもカウンセリングを勧められる場合もあるし

カウンセリングに来た人に対して「カウンセリングよりも精神科へ行ってください」と伝えることもあります

精神科での診療とカウンセリングを並行していくこともあります

本人のニーズと、それぞれが提供できることと、治療目標を明確にし、共有することが大事です

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